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大阪の風俗店店長さんたち約30名の方々に講演を聞いて頂きました。

今日は大阪の風俗店店長さんたち約30名の方々に、「世界のセックスワーク事情」について講演させて頂きました。

昨年9月にイギリスの研究機関が開発、公開した、「セックスワークの法律の世界地図」(http://spl.ids.ac.uk/sexworklaw)を見てもらいながら各国の法的状況や、各国のトピックなど説明しました。

以下、この世界地図の説明を訳しました、いい加減な訳ですが参考までに貼り付けます。

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このセックスワークの法的枠組み世界地図は、成人女性のセックスワークに関する法律の違いを国別に説明している。
成人女性のセックスワークに関する各国の刑法だけでなく、迷惑防止、搾取、疾病、傷害等、商業的なセックスに関連する様々な規制について説明している。
ここでは、法執行機関による運用についても言及している。なぜなら、ほとんどの国では、実際の法律の内容の如何に関わらず、警察が何をどう施行するのかが結果になっているためである。よくあるのが、とても厳しい法律はあまり執行されないが、ゆるい法律はアンフェアで小汚いやり方で執行されるということがある。
ほとんどのケースにおいて、法の執行についての情報は確認できず、それは頻繁に争われる。たとえ法の執行エージェントと政府が、それらの主張に合意できなくても、性労働者へのサービスを提供する性労働者と組織の公式見解は含まれた。
セックスワークの法律や規制が似ている様々な国々の地政学的事情、社会構造、宗教、制度を超えてそれらの法律は機能しないとわかったことは重要で示唆的だ。それでも、法律が似ている国々のグループをみることができたことは価値がある。

この地図は3つの方法で作った。

1)国ごとに

刑法は犯罪を作り出すことによって何を違法にしているかをみる。いくつかのケースでは、特別な例外によって行為を合法にしていることもある。例えば認可されているところ以外での売春宿は違法とか。行政の法律では、許可も無許可も担当し、どのようにどこでビジネスが管理できるかという、計画、健康、財政上と労働の規制を打ち出している。

2)法的アプローチごとに

例えばセックスを売っても組織してもいけないとか、許可地域以外は違法とか、そういった条件ごとに似ている国のグループを探し出すことができる。

3)特徴ごとに

例えばSTI/HIVの検査を義務づけているとか、人身売買とセックスワークが法律で一緒くたにされているとか、セックスワークがエンターテイメントや個人サービスのような形で隠されていたら営業できるとか、そういった特徴を持った国を探し出すことができる。

定義について

いくつもの課題についての法律の世界地図は、一貫性のある定義が書けていることでネックになっている。売春の定義、売春の組織化(斡旋)の定義、人身売買の定義、成人、女性、そして他の多くの項目は、国によって変わる。例えばいくつかの国々では、売春宿を、セックスワーカーが住んでいるか働いている場所と定義している。ほかのいくつかの国々では、1人以上の女性によってセックスが売られている場所と定義している。
この地図では主に成人男性に性的サービスを売る成人女性について書かれた法律について提示している。いくつかの国々ではトランス女性も含む法律があるが、他の国々は出生時の性別が女性のみ対象にしている。
合意年齢が国によって違うように、成人と未成年の定義も国によって違う。いくつかのケースでは、法律において人身売買や性的搾取とセックスワークの区別がなかったり、または成人と未成年を区別していないところもある。
あっせん、商業的なセックスから利益を得ることなど、セックスワーカーと客以外の人々に適用される条項がたくさんある。よく第三者的犯罪と呼ばれ、地図における項目“商業的セックスのあっせん(組織化)”は、不道徳な稼ぎについての条項にあたる。売春のあっせん、仲介、売春宿の維持、広告、ビルの供給など。

方法

この地図に登録したものは、法制定の情報、セックスワーカーと共に活動する団体のWeb、本、関連機関の報告書、メディアの記事、同業者による論評の対象となる刊行物、著者アーカイブからのものによって開発した。国レベルのリソースはもちろんのこと、以前出版したセックスワークの法の国際ガイドでは‘Sex Work and the Law in Asia and the Pacific’ by John Godwinのほか、UNDPやAPNSW、Wikipedia、‘ProCon 100 Countries and Their Prostitution Policies’を閲覧した。リソースの信頼性は変化する。国々のドキュメントの正確さの高いレベルを目指して照合された。可能な限り、情報が、関連する専門家や適切な人々によって求められるように。

この地図がしてないこと

合法/非合法/犯罪化/非犯罪化で分類していない

行為:勧誘、売春宿経営、宣伝広告等
人:雇い主、客、警察、マネージャー、ワーカー等
場所:売春宿、エンターテイメント施設、路上、インターネット、クリニック等
様々な法、政治、地域性、田舎/都会、貧困国/先進国、無宗教/宗教等

犯罪化、禁止化、規制化、容認化、非犯罪化、完全非犯罪化、合法化、不利益を減らす(depenalised)、部分的犯罪化、部分的非犯罪化
‘criminalised’ “prohibited’ ‘regulated;’ ‘tolerated’ ‘decriminalised’; "fully decriminalised'; ‘legalised’; ‘depenalised’; ‘partially criminalised’ and ‘partially decriminalised.’

セックスワーカームーブメントはこれまで性的サービスの売買やセックスビジネスの運営が違法である法的状況について“犯罪化”と言ってきた。“非犯罪化”は、SWを犯罪化する法律をなくすこと、“合法化”は、犯罪化する法律と、定期的な検査や活動制限をSWに課す差別的な規則が入り混じった状態を指すため。これらの言葉は一般的に法的アプローチに有効だけれども、地図においては合意される矛盾のない法律の説明を提示しない。

(続きはWebごらんください)