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健康で安全に働くための支援情報 -メンタルヘルス編-

健康で安全に働くための支援情報 -メンタルヘルス編-

つらい経験をしたり、頑張りすぎたりすると、誰でも大きなストレスを抱えてしまいます。そのストレスが長引き、放っておくとより進行して悪化していくことになります。
心のSOSに早く気づいて治療すれば、元気な自分を取り戻すことができます。自分は心が弱いとか、頑張りが足りないという思い込みは誤解です。心も休養と治療が必要です。
(厚生労働省作成「こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~」から一部引用)

【主なこころの病気について】
◆うつ病
失恋したり、友達とケンカしたり、試験で失敗したり……毎日の生活の中でショックな出来事は、誰にでもあること。そんなときは誰だってつらく、悲しい気持ちになりますが、普通は数日もしたら、少しずつ前向きな気持ちを取り戻せるもの。
ところが何週間も、しかも一日中ずっと、そのような状態が続いているとしたら、それはもしかしたら「うつ病」なのかもしれません。気になる症状が続くときは、専門家に相談することが必要です。
次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら、専門家に相談することをお勧めします。
1 悲しく憂うつな気分が一日中続く
2 これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
3 食欲が減る、あるいは増す
4 眠れない、あるいは寝すぎる
5 イライラする、怒りっぽくなる
6 疲れやすく、何もやる気になれない
7 自分に価値がないように思える
8 集中力がなくなる、物事が決断できない
9 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う

◆パニック障害
突然理由もなく激しい不安に襲われて、心臓がドキドキする、めまいがしてふらふらする、呼吸が苦しくなるといった状態となり、場合によっては死んでしまうのではないかという恐怖を覚えることもあります。このような発作的な不安や体の異常な反応は「パニック発作」と呼ばれており、パニック発作がくりかえされる病気をパニック障害と呼んでいます。
パニック発作は、次のような症状が突然表れて、10分以内にピークに達します。
・動悸がする、心拍数があがる・汗が出る・体が震える・息切れがする、息苦しい・窒息する感じがする・胸が痛い、胸苦しさがある・吐き気、おなかの苦しさ・めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ・現実でない感じ、自分が自分でない感じ・自分がコントロールできない、変になるかもしれないことへの恐怖・死ぬことへの恐怖・感覚まひ、うずき・冷たい感覚、あるいは熱い感覚がする

◆摂食障害
体重を気にして食事をたまに減らしたり抜いたりする、ストレス解消のためについ食べすぎてしまうのは珍しいことではありません。でもそれが過剰になって、まったく食べられなくなる、逆にむちゃ食いをしてしまうということが続いているなら摂食障害かもしれません。進行すると、様々な病気を引き起こし、時には命の危険を招くこともあります。

◆薬物乱用
覚せい剤、大麻、幻覚剤、シンナーなどの有機溶剤、アヘン類などの違法ドラッグを使うことは、たった一度でも違法行為となり、薬物乱用にあたります。また睡眠薬や鎮痛薬などの薬でも用量を超えて飲むなどは薬物乱用になります。
始めは「一度だけやってみたい」という軽い好奇心からかもしれません。でも、薬物の多くは耐性があり、体が慣れてしまうので、次第に少しの量では効果が感じられなくなり、使用量が増えてしまいます。そしてたった一回のつもりが、気がつけば習慣的に使用し始めて、そのうちにクスリがやめられなくなる「薬物依存症」になってしまうのです。
もし違法ドラッグなどにはまっていたら、薬物依存症リハビリのためのプログラムを行う専門の医療機関や相談施設、体験者がお互いに支えあう「ダルク」や「NA」などのセルフヘルプグループに通い続けることが必要です。同じ依存症をもつ人同士が、お互いのつらさや悩みを共感し励ましあいながらで、クスリを断ち続けるのです。

【こころを専門に診る病院の種類】
◆精神科、精神神経科
「精神科」、「精神神経科」と名前は違いますが、実質的にやっていることは同じです。どれかが書いてある場合や、併記してある場合は、こころの病気を専門に診る医療機関です。
◆心療内科
「心療内科」は、ストレスなど心理的な要因で体に症状(胃潰瘍、気管支ぜんそくなど)が現れる「心身症」をおもな対象としています。しかし、「心療内科」とあっても、実際にはこころの病気を診ている医療機関もあります。ただし、軽いうつ病や神経症など一部のこころの病気しか診ないところもあります。

こころの健康状態が気になるけれども、医療機関を受診すべきかどうかわからないときがあります。そんなときは、近くにある公的な相談窓口を利用してみましょう。
地域の保健所や保健センター、都道府県・指定都市に設置されている精神保健福祉センターなどにあります。
全国の精神保健福祉センター一覧
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html
電話相談、来所相談のどちらも可能で、こころの専門医の意見を聞くこともできます。

【全国にある主な相談窓口】
◆こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556 
電話をかけると、地域の公的な電話相談窓口につながります。
各地の電話開設時間は下記アドレスで確認してください。
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/kokoro/kokoro_dial.html
◆いきる・ささえる相談窓口
こころと体の健康・病気に関する様々な悩みを受け付ける公的な相談窓口です。都道府県・政令指定都市別の相談窓口一覧は下記のアドレスで確認してください。http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/ikirusasaeru/index.html
◆よりそいホットライン 0120-279-338(多言語対応の相談窓口)
http://279338.jp/yorisoi/foreign/index.html

【子どものことの相談】
相談はいずれも無料で、秘密も守られます。
◆いじめや不登校の相談→都道府県や市区町村の教育センターなど
◆ひきこもりについての相談→都道府県・政令指定都市に設置されているひきこもり地域支援センター
◆発達障がいについての相談→都道府県・政令指定都市に設置されている発達障がい者支援センター

監修者 太融寺町谷口医院 谷口恭医師